2013年8月8日木曜日

Sweet Little Sister

今日は閑話休題的に。

サバゲやシューティングを始めると、実射性能やら耐久性やら、カスタムパーツの多さやらが銃を選ぶ時の判断基準になりがちで、自ずとメーカーや機種の範囲が狭まり自由度が低くなったりするわけですが…

思えば昔は、そんな事にはとらわれずにビビッときたホントに好きなガンを買ってた気がします。

この銃もそんな中のひとつ。


"COLT OFFICER'S ACP"


かつて固定スライドのリキッドチャージガスガンで一世を風靡し、その後凋落したかのMGCが、WAと提携してマグナブローバックメカを搭載、新日本模型名義でリリースしていたコンパクト・ガバシリーズのひとつです。



自分の中ではバイブルとも言える映画、マイケル・マン監督、ロバート・デ・ニーロ&アル・パチーノ競演のクライムアクション「HEAT」

プロフェッショナル強盗団のリーダー、デ・ニーロ扮するニールを執拗に追い詰めるロス市警の敏腕刑事ヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)

彼がコンシールドキャリーするのがOFFICER's ACPでした。

デカいヤマを踏んだ後、警察の網をかいくぐり行方をくらますニール。

半ば諦めかけたハナのもとに、ニールの情報を握る男がいるとのタレコミが…

部下を引き連れ現場のマンションに向かうハナ。

エレベーターの中でOFFICER's を取り出し、リコイルプラグをプッシュしながらチャンバーを確認する細かな仕草に当時痺れました。


当時はまだ、上野アメ横にNEW MGCのお店があり、OFFICER'S ACPの発売当初はアル・パチーノ扮するヴィンセント・ハナがOFFICER'Sを構える劇中をイメージしたイラストが飾ってあったような記憶があります。

たしか最初のロットはスライドの刻印が“MGC Mk Ⅳ”だったり、アルミ切削のアウターコーンバレルにライフリングがなかったり…





NEW MGCにはコンパクトガバ用の自社製パーツがたくさん置いてあり、上野に行くたびに少しずつ買い集めてオリジナル・ガバにする楽しみがありました。


この銃は、前部セレーション入り、サイドとトップの稜線にグルーブの入ったCOLT M1991 A1刻印の“タカ・カスタム”版スライド。

当時公開されていた何作目かの劇場版「あぶない刑事」で、鷹山刑事こと館ひろしが使っていたカスタム・フルサイズガバの意匠をそのままコンパクトにしたスライドです。


フロントサイトはドブテイルスリット、リアはノヴァック風。

シルバーのブッシングにロングリコイル
SPガイド、3ホールトリガー、ロングホールリングハンマー、ホーグ(風)フィンガーチャンネルラバーグリップ…

そして元々はコマンダーのようなリングハンマー、ダックテイルグリップセーフティ、シングルサムセーフティだったのですが




何故か最近急に思い立って、使わないWA1911用のパーツからウィルソンタイプアンビセーフティ&ビーバーテイルグリップセーフティを移植しました。

グリップセーフティと噛み合うフレーム部分の形状や、サムセーフティシャフトの穴径が違ったりするのですが、最近お気に入りのルーターでちょっとずつガリガリ…



勢いでやった割には破綻をきたさずにすみました(笑)

マグナのライセンス生産品なので、初期型WA製1911シリーズとほとんどパーツの互換性があります。マガジンもそのまま使えたりね。

今では本家WAからやたら高価なOFFICERSが発売されていますけどね。



KSC製品のように金型で抜いた部品を切削後加工してるようで、非常にエッジの立った造形でツールマークもうっすら残ってたり

ホップアップ搭載とはいえ、初期型WAと同じプランジャー式なのでほぼ無いに等しいのですが、5m以内くらいでの集弾性はなかなか優秀だったりと

今でもたまに引っ張り出して部屋撃ちするには充分すぎる、とてもお気に入りの雰囲気あるガンです。



ゲームに使える使えないといった視点ではなく、こーいう部屋で独りニヤニヤする楽しみ方もなかなかオツなもんではあります(笑)


おわり。

2013年8月5日月曜日

White Light

最近、シューティングマッチに向けてストイックに練習中と書いたのですが、そればっかりじゃ息が詰まるってもんで、ギタリスト先輩と連れ立って行ってきました、何年か振りのブラックホール。

毎年「今年はあんまりいい出物なかったねぇ〜」なんてマニアの方のセリフを聞くのですが(笑) 自分はとりあえずガン関係のものがいっぱい並んでるフリマみたいな雰囲気だけで楽しめるので、久々ノンビリ色々と見させてもらいました。

んで色々目移りした中、ゲットしたのが前から気になってた “SURE FIRE X-400”

…の中華レプリカ





どうやら日本で売られているのは2種類くらいあるみたいですね。自分が買ったのは、"FIRE KILIN" と印字された赤箱入りのヤツでした。

もひとつノンブランドのヤツがあって、固定用ネジのカタチが微妙に違ったり、ストロボモードがついてたりするそうな。

樹脂製のロックを外して…





フタオープン。 CR123 ×2使用。





このフタ、電池いれっとメッチャタイトでなかなか閉まんねーんだよ(^^;;

最初、不良品かと思ってブースの台湾人(たぶん)のお兄さんに聞いたら、ちょっとコツがいるって教えてもらって、なんとか閉まりました(笑)

付属品はレールへのロックバー2種類と、レーザーの光軸調整用六角レンチ。

あとシリカゲル。

マニュアルの類いは一切ありません。


ロックバーは取り外してもヨコの締め込みで一応固定可能。








レール幅が21㎜あって、なおかつ横溝がなくM3タイプのライトだと1㎜も入らないWE-Tech ドラゴンにも搭載できます。








レーザー部。





レーザーは上下左右調整可能。大概こういうレプリカはマトモにアジャストできなかったりもするのですが、このモデルはきっちり光点をゼロインできました。むしろ逆にすっごいセンシティブで、ほんのちょっとネジを回すとかなり光点が動きます。

アジャストスクリューがかなり軽いのが少し不安(^^;; 撃ってるとブローバックの衝撃で狂うかも。 ロックタイトの軽いヤツ少しつけると安心かもね。






ここがモード切り替えレバー。 OFF→ライト→ライト&レーザー→レーザー→OFF の順に任意に切り替えできます。クリックが効いててシッカリ感があります。

点灯はM3系と同じシーソースイッチ。

これがまたクセモンでさ! 電池入れて硬いフタをしめたら、何故かシーソースイッチがバカになっててモード切り替えレバーで点灯しちゃって消えないの。これが。(T_T)


たぶん微妙な接点の接触の問題なんだけど、いくらレプリカとはいえ次々と難関が襲ってきます(笑)

フタの閉まりがキツすぎるのが一因と気づいて、電池ブタロックがかかるツメをほんの少しヤスリで削ったら改善されました(-。-;


…という訳で、ウチにあるガンにつけてみました。

SIG P226








BERETTA ELITE 1A








外観の再現性はさすが。質感の高いアルミボディと完コピの刻印。正直無許可だろうから犯罪だよね厳密に言うと(^^;;

レール部分が調整可なので、微妙にサイズの違うハンドガンレールにも長物ピカティニーレールにも物を選ばす装着できますね。こりゃ汎用性高し。


ちなみに点灯時はこんな感じ





何ルーメンか知らんけど、ホワイトLEDはかなり明るく感じます。








か、カッケ〜‼ (笑)

…と、これで夜戦とか特にする訳でもないのですが、憧れのX-400タイプを眺めて独り悦にいってるオレでありました。

ちょっとフタやスイッチで苦労しましたが、充分使える手頃なレプリカだと思います。

耐久性は、これからだね(ちょっと不安)





おわり。

Speed King

定かではないけど、確か5〜6年前に買ってカスタムして愛用してた東京マルイ SIG SAUER P226R 2 TONE仕様




結構な発射弾数いってたと思います。とうとうスライドがエジェクションポート付近で割れてしまいました。(T_T)




226のスライドは肉厚なイメージだったけど、この部分ってよく見るとかなり薄いのね…

ついこないだ、バルブノッカーも金属疲労で折れてステンレス製に交換したばかりなんだけど… 3万発くらいは撃ってるので大往生ってとこでしょうか。



サバゲをお休みしてから2〜3年はたいしてイジりもせず放置だったのだけど、ここ最近は友人と人生初のスピードシューティングに挑戦してみようと盛り上がっております。

無謀にも、10月に開かれるかの有名なジャパン スティールチャレンジに参戦という身の丈に合わない目標(笑)

キャリーガンが好きなので、まずは手持ちのスタンダードガンでタクティカルクラスにエントリーです。

そんな訳で、ここ2ヶ月くらいは自宅で河原で、一日平均200発くらいは暇を見つけて練習の日々。

そのせいもあって226、一気にガタがきたんでしょうね。


幸いにも、友人から頂いたP226 E2用のスライドがあったので、ブリーチセットを早速移植。









なんか2 toneを見慣れていたので、これはこれで新鮮でイカすんじゃないかと自己暗示(笑)

結果的に226Rと226ステンレスクローム、226 E2のパーツが混ざりあうというフランケンシュタイン的なガンになっております。


シューティングマッチを目指すという事で、いままでになく実用性を重視。

練習に熱が入ると汗でグリップが滑るので、ハンダと滑り止めシールでステッピングを施しました。







う〜ん、実用重視の玄人っぽいカスタムじゃね? …と自己暗示。

幸い内部メカは、一部クロームステンレスのパーツを流用してるのでメッキ処理されているのと、何万発も撃って作動箇所の当たりが取れまくっているので動きはかなりスムーズです。



後はシューターの腕前しだい。こればっかりは金では買えないからね…(^^;;


おまけ…JSC主宰の方に難色を示されましたが、これしか持ってないのとお気に入りだからって安直な理由で、ホルスターはブラックホークのCQC SERPAを使うことに決めました。








サバゲで使ってたブラックホークのベルトと、LIBRAの2連マグポーチと合わせてリグを組んで使っています。


ちなみになぜ難色を示されたかというと、CQCのアイコンでもあるトリガーガードのロック機構がマッチ向きではないからなのですが、銃がしっかりホールドされていればこの部分の加工はOKとの事みたいなので





ヘックススクリューをねじこんで、ロック〜アンロックを調節できるように改造しました。

マッチでCQCを使う方は結構この手のカスタムされてる方いますよね。

ちなみに完全なロック、アンロック状態以外に、ねじ込み量の加減でロックのかかる深さを微調整する事もできます。


まぁ素直にブレードテックとか買えばいいんだけど(笑) どうしてもデザインがピンとこないのよね(^^;;


初心者が無駄にカタチにこだわってもどうかと思いますが、趣味性というかやっぱ自分がグッとくるアイテムを使ってなんとか頑張れたらと妄想しながらの練習の日々でした。


マッチまであと二ヶ月。 あっと言う間なんだろうなぁ〜